回折型?DoE?
回折型のビームシェイパーはDoE(Diffractive Optical Element)と呼ばれます。
フィールドマッパーのような屈折型は光の屈折を利用したビームシェーピングをしますが、回折型は光の回折を利用したビームシェーピングを行います。
そもそも回折ってなに?
回折というのは、光が小さなスリットを通過するときに、直進だけでなく回り込んで広がる現象をいいます。例えば、明るい部屋の隣に暗い部屋があって、ふすまを開けると光はまっすぐ進まず、開けたところから広がりますよね。これが回折です。
光が回り込む性質か、なるほどね。
それでなんでビームシェーピングができるの?
DoEは回折と干渉を利用してビームの強度分布を変えます。
わかりにくいですね。
詳細をお知りになりたい場合はプロフィテットの営業マンに聞いてください。
回折型ビームシェイパー(DoE=Diffractive Optical Element)は光の回折と干渉を利用したビームシェイパーです。
一般的なDoEは透過型ですが、当社では反射型のDoEを取り扱っています。折り返しミラーを本製品に付け替えていただくだけでビームシェイピングと折り返しミラー両方の機能を発現します。
リングコアシェーパーは、材料加工用に特別に設計されており、安定した信頼性の高い生産を実現する比類のない焦点深度を提供します。
キーホールを安定させることで、スパッタを低減し、より高速で効率的な作業を可能にし、最高の品質を保証します。
カスタマイズ可能なリング直径と、リングと中央レーザースポット間の出力分布により、アプリケーションに合わせて最適化が可能です。
50kWのレーザ出力での使用実績もあります。
項目 | 仕様 |
---|---|
中心ビーム幅 | DoEなし時のスポットサイズと同じ |
リングビーム幅 | DoEなし時のスポットサイズの80% |
リング径 | カスタム可 |
効率 | 85~95%(設計によります。オーダー時にご指示ください) |
入射ビームモード | シングルモードまたはマルチモード |
入射ビーム径 | ~16mm(AOI=45度の場合) |
波長 | 1064/1030nm, 532/515nm, 450nm, 355/343nm, 266nm |
材料 | 合成石英 |
反射率 |
>99.9% @ 1064/1030nm, 532/515nm, 355/343nm >99.8% @ 266nm |
寸法 | Φ25mm, Φ50mm |
マルチスポットスプリッターは、1つのレーザービームを複数のサブビームに分割し、強度を等しくすることで、すべてのスポットに均一なエネルギー分布を確保するように設計されています。
このため、微細加工における平行穴あけ、切断、テクスチャリング、材料加工における均一なスクライビング、溶接など、精密かつ効率的なマルチスポット性能を必要とする用途に最適です。
オプションとして、フラットトップシェイパーのような他のビーム整形光学部品とシームレスに組み合わせることができます。
項目 | 仕様 |
---|---|
効率 | 80-85% |
均一性 | <5% |
入射ビームモード | シングルモードまたはマルチモード |
入射ビーム径 | ~16mm(AOI=45度の場合) |
波長 | 1064/1030nm, 532/515nm, 450nm, 355/343nm, 266nm |
材料 | 合成石英 |
反射率 |
>99.9% @ 1064/1030nm, 532/515nm, 355/343nm >99.8% @ 266nm |
寸法 | Φ25mm, Φ50mm |
ライン状
マトリクス