7月に入り、2020年も半分が終わりました。本当に早いものです。前回ご案内したウォータージェットレーザ加工のオンラインデモですが、特殊なアプリケーションということもあり、オンラインでも第一弾のコヒーレントビームコンバイニングレーザと比較すると、ご参加者数が伸びていないようです。ぜひご参加をお願いします!今後もオンラインデモをいくつか企画しております。随時発表してまいります。いつもご覧いただいている皆様ありがとうございます。今回も最後までお読みいただければ幸いでございます。
予てからご案内しておりましたとおり、7月8日(木)16:00スタートで、ウォータージェットレーザ加工のオンラインデモを実施します。まだまだ空きはございます(汗)皆様のご参加をお待ちしております。
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今回のトピックもビームシェーパーです。前回の記事を読まれていない方は先にそちらをお読みいただくことをお勧めします。(前回記事はこちらから)前回は屈折型ビームシェーパーの中でも集光型をご紹介しましたが、今回は結像型です。
結像型ビームシェーパーの定義は「シングルモード、またはマルチモードのレーザをトップハットビームに変換する光学素子」としています。
弊社で取り扱っている製品ではπShaperという製品がこの結像タイプです。
ガウシアンビームは伝搬しても常にガウシアンです。つまりガウシアンビームを集光すると、その過程でも集光点でもガウシアンをキープします。
これはガウシアンビームだけの特権です。それ以外のビームプロファイルは伝搬しながらプロファイルが変化します。結像型ビームシェーパーではガウシアンビームをトップハットビームに変換します。
これを集光しても集光点ではトップハットになりません。Airy Diskというプロファイルになります。
2レンズ結像システムについて紹介します。
これは名前の通り、2枚のレンズを使いイメージングを行うものです。
これにより対象の像を2枚目のレンズの焦点の位置に結像できます。
1枚目のレンズの焦点位置に元の像が置かれます。
2レンズ結像システムを使うことで、πShaperで得られたトップハットイメージを結像することができます。
このとき最終的に得られるビーム径はπShaper出射ビーム径と2枚のレンズの倍率で決定されます。
例えば、広い面に均一に照射するなどといった使い方も可能となります。
結像型で世界的に有名な製品はπShaperです。
他にも似たような製品がありますが、πShaperは次の点で他の製品よりも優れています。
・得られるトップハットビームの強度分布が美しい
・出射ビームはトップハットでかつ、波面が均一
・アクロマート設計ができる
・アライメントツールも同時販売している
・日本でのサポートが充実している!!!
結像型は共焦点顕微鏡の照明、ホログラフィなどに最適です。
特にπShaperは均一波面を作り出せますし、アクロマート設計されたモデルもありますのでこれらアプリに最適です。他にも干渉パターニングやLIPPSのような微細周期構造パターニングにも使われています。
弊社取り扱いの結像型ビームシェーパーはこちら
今回のピックアップはQBHレセプタクル、QBHファイバケーブルです。
QBHレセプタクルはファイバレーザで標準的に使われているQBHコネクタと接続可能なメス側のコネクタです。
QBHファイバケーブルは着脱センサがついているため、QBHレセプタクルに接続されない限りレーザ発振ができません。QBHコネクタが使われているファイバレーザを使う場合は加工ッドにQBHレセプタクルが必要となります。弊社ではQBH以外にもQD用のレセプタクルをご用意しています。QBHケーブルはビームカプラやビームスイッチを使うときに接続される側のファイバとして必要となります。
弊社取り扱いのQBHレセプタクルはこちら
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徐々に経済活動が再開し始めてまいりましたが、東京都がまたまた大変な状況になってきています。弊社がある埼玉県も新規感染者数が2桁になる日もでてきまして、また振り出しに戻るのではないかと怯えています。その後、弊社もついに持続化給付金をいただいてしまいました。皆様がお納めしている税金ですので、なんとか有効に使わせていただこうと思い、先日、産経新聞の朝刊に、前回、前々回にご紹介した顔認証機能付き放射温度計の広告を出してみたのですが、これが不発。広告代理店を喜ばしただけでした(涙)。いい製品だと思うんですが・・・。もう一つの悩みは、メルマガのネタです。ネタがだいぶ尽きてきまして、しばらく得意分野のビームシェーパーばかりになりそうです。
もし、こんな内容で弊社の持っている情報を配信してほしいというご意見ございましたら、是非弊社営業までお声をおかけください。今回もご覧頂きありがとうございました。
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