
レーザ切断、穴あけ、溶接などの加工現場において、レーザー光の焦点深度と形状のコントロールは、加工品質を左右する最も重要な要素です。
一般的なレーザ光(ガウスビーム)は、レンズで1点に集光すると、その焦点を過ぎた瞬間に急激に拡散しまいます。そのため、厚みのある材料の切断や、深い穴あけ加工では、エネルギーが均一に伝わらず、バリやスパッタ、テーパー(穴の傾き)が発生する原因となっていました。
この問題を解決し、回折によって拡散しない特殊なレーザー光(ベッセルビーム)や、熱を均一に伝えるドーナツ型のレーザ光(リングビーム)を作り出すために広く使われているのが、アキシコンレンズ(円錐レンズ)です。
アキシコンレンズは非常に有用ですが、片面が円錐状の立体的な形状をしているため、次のような課題がつきまとっていました。
この従来のアキシコンレンズの課題に応えるのが、フラットアキシコンです。
フラットアキシコンとは、従来の円錐形状を廃した両面が平らで比較的薄い形状の空間可変リターダです。合成石英の製品内部に形成された微細構造によって偏光を行うため、未コートの合成石英基板と同等の高いダメージしきい値(LIDT)を有しています。
LHCP偏光とRHCP偏光でそれぞれ正および負のベッセルガウスゾーンを生成することができ、直線偏光では正と負のゾーンを同時に生成できます。入射するレーザ光の偏光を調整するだけで、ビームの変更が可能です。詳細につきましては、当社営業までお気軽にお問い合わせください。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
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材料 |
合成石英 |
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波長 |
330 - 2000nm |
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最小Apex角 |
176 - 179.9° @ 1030nm |
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回折効率 |
95% |
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寸法 |
Φ15mm |
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コーティング |
両面 |
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LIDT |
63J/cm2 @ 1064nm, 10ns 2J/cm2 @ 1030, 212fs |